去年の話

去年、ショッピングモールに買い物に行った時の話。

最初は3階まで上がって、順に降りていくという方法で、見て回った。

3階と2階には目ぼしいものがなく、1階まで降りた。

いつもと違うお店に入った。

入ってみて「しまった!」と思った。

お高い店かと思った。

見てたら、店員が近寄って来た。

「何をお探しですか?」「羽織るものを」

1点を薦められた。下にトレーナーを着ているにも関わらず、着膨れしない。

(思ったほどには)。

試着した時に、何気に値札を見るのを忘れてしまった。

もう1点も羽織ってみた。

寒くなったら、2枚着れば「かなり暖かい」と言われた。

とはいえ、この辺はそこまで寒くならないし、寒い日に出歩く機会も少ない。

というわけで最初に試着した上着を買うことになった。

(値札は確かめていない)。

買うと決めたところで、もう1着トレーナーを勧められた。

(トレーナーはそんなに欲しくはないんだけど)。

それでも買うことになった(後で後悔することになる)。

レジに行って、店員がバーコードをスキャンして、驚いた。

上着の値段が予算をかなり上回っている!

トレーナーも見た目の割には高い。

レジまで来たので諦めて支払うことにしたのだが、決済方法で「バーコード決済」を選択して、バーコードを表示させているのに、よくわかっていないのか「電子マネーですかね?」と聞かれた(普通お客に聞くかね?)。

で、うまくいかずに他の店員に聞きにいくが、やっぱりうまくいかず、その店員に呼ばれて、別の店員がやってきて「電子マネーじゃなくて、バーコード決済にしないと」と言われ、ようやく気づいて、決済が完了した。

私はレジ店員ではないので、こっちに振られても困るし、予算よりも高いものを買わされてムカムカし始めているのに、決済でもたついてもっとムカムカした。

それでもメルマガとインスタグラムは登録したのだ。(そのくらい待ち時間があったもので)。

家に帰って、ムカつき度はピークに達した。

トレーナーが首がきつくて、他の部分もフィットしない。

上着は良かったけれど、値段程よくは見えなかった。

二つまとめて、古着屋にでも売ってしまおうかと思ったくらい。

上着と同じような色の上着は「丈は長いけど持っています」とはっきり言ったのに、その色を進めてきた。

確かに私はワンピースとかスカートは履かないが、かと言って、見た目が高く見えない(値段ほどにはという意味だが)のを売りつけられて、ムカムカしている。

まあ、上着は着るようにしているけれど、夫に聞いても娘に聞いても「値段ほど高く見えない」と言われた。

年明けて先日、トレーナーの追加が欲しくて、買いに行った。

もちろん、お高い店には入らなかった。

トレーナーを買ったお店は、1階にあるし、お高いお店も1階にある。

色の選択を誤ったようだ。

茶色も紺(黒に近い)も部屋でそのまま着ていると、犬の毛がついてしまう。

部屋に入る時に着替えるしかないようだ。

洗濯で、いったん毛は取れるので、出かける前に部屋で着ないようにしないと。

面倒でも毛がついてもいい服に着替えてしまうしかない。

私は高級な服が欲しいわけではない。

安い服をたくさん欲しいのだ。高い服を買ったところで、着て行ける場所なんて近所だから。

1着で高いものを買ってしまうと、他のお店で(後でもう1軒入った)買い物ができない。

もう1軒のお店では、ちゃんと「値段もいいですけど(お高い)」とはっきり言ってくれたので、余分に買うことはなかった。

お高いお店で買ったトレーナーの半分の値段だったから、最初にそこに入れば良かったと思った。

冷やかしの場合ははっきりと「見ているだけです」と言ったほうがいいのかもしれない。

ずっと店員にくっついていられるとゆっくり見られないので。

上着は羽織るだけだし、トレーナー如きでいちいち試着はしない。

ボトムは膝が痛いので、試着室に入るとはいえ、脱ぎ着が大変だから、お店では買わないようにしている。

試着せずに買って失敗したことがある。

後ろゴムで、前にホックがついたものは、試着せずに買って、家で着てみたら、入らなかった。

ホックがハマらない(前ゴムだと思いこんでいたので)。

色が気に入っていただけにショックだった。

ダイエットして着られるようになればいいけれど。

値段が高いものが置いてあるお店は、最初から入らない方がいいのだと改めて思った。