11月になった。
今年も残すところ2ヶ月を切った。
本当にいろいろなことがあった年だった。
母の死、初孫誕生などなど。
自分は2年半勤務したパート先を辞めた。
もっと早く辞めたかったのだが、ずるずる2年半経ってしまった。
仕事内容は別段難しくはないのだが、人間関係が難しかった。
今までの職場の中で、一番難しかったのでは?と思えるほど。
まあ、2ヶ月とか半年とかで辞めたところは別としても。
どこへ行っても相性の悪い相手はいるものだが、最後の職場は相性のいい相手を探す方が難しかった。
お客さんや目上の人(社員)に接するのと同じように、同僚や先輩(パート)に対しても丁寧な言葉遣いをしろと言われた。
もちろん、仕事中は気を付けていたのだけれど、たまに出てしまうことがあったと見えて、それをまるで鬼の首でも取ったように社員に告げ口されて注意された。
あまりにも悔しいから、翌日は仕事を休んだ。
あそこの人たちは直接言わない。
社員に告げ口して、社員から聞かされる。
そのまま伝えているのか、多少脚色しているのかは、こちらにはわからない。
「告げ口した人は誰?」としばらく主に先輩パートに疑惑の目を向けたものだ。
年齢関係なく私よりも先に入った人は先輩。
アルバイトに対してはちょっと違うけれど、アルバイトの子にだけ、親しみ込めて話をするのもおかしな話なので、誰に対しても丁寧に話すことにした。
だから、雑談とかなく「業務連絡」だけ、あと「挨拶」。
誰が来ても「レジ交代します」「お願いします」みたいな。
時には、時間になると黙って後ろに立っていることがあった。
これ、はっきり言ってわかりにくい。
一言「レジ交代ですけど」と言ってもらえればと思う。
後ろに目はついていないので。
そっと観察していたけれど、パート同士、そんなに丁寧な物言いはしていない。
むしろ砕けた言葉で話をしている。
だから、私に対してだけ厳しい目を向けていたのだと思う。
なぜかはわからないけれど。
もっと積極的にいろいろな人と話をしていけばよかった?
そういうキャラではないので、わかってもらうしかないのだけれど。
わかってくれる人は少なかった。
ゼロではないにしても。
むしろ、他の部署の人との方が話ができた。
そんなわけで、膝や腰の痛みもあって、こんなに気を遣いながら、無理して仕事するのが嫌になった。
2度目は引き止めては来なかった。
「気が変わったら言って」と言われただけ。
なんだか、寂しいけれど、結局予定通りやめた。
辞めたことは後悔していないし、辞めた職場へは買い物には行っていない。