お気に入りの場所

ずいぶん前のことだが、図書館がお気に入りの場所だった。

市内にある図書館はもちろんのこと、電車で1時間ほど揺られていく県立図書館も。

本もたくさん借りてきたものだ。

借りるものと図書館で読むものと分かれていた。

書店で立ち読み(図書館だから座るけれど)する感覚で、読んでいたものだ。

市の図書館は一度移転している。

駐車場も広くなって使いやすくなった。

花見の時期になると、駐車場も埋まってしまうが、それ以外は、停めるスペースを探すことはできる。

今は、端末を使って本を探すことができて便利だが、私は棚と棚を自分で歩き回って、本を探すのが好きだった。

いつの頃か、せっかく借りてきてもほとんど読まずに、時間外に返却に行った。

時間外は返却ポストというのがあって、図書館が閉館した後でも、本を返すことができた。

その気になれば、歩いていける距離にあるのに、なかなか足が向かない。

そういえば、平成の終わり頃(平成30年だったか)本を借りるときには、現住所が確認できるものを提示する決まりになった。(確認は1度だけ)。

本を借りておいて、返さずにいる人もいたらしく、連絡先が変わってしまっていて、そのままになることもあるそうで、そのために住所が確認できるものを提示する決まりになったそうだ。

図書館のウェブサイトに載っていた。

自宅にいて、電子書籍を主に読むようになってからは、図書館にも行かなくなってしまった。

図書館を利用する人って、自宅以外で勉強をする人の集まるところ、というイメージもあった。

私も勉強のために図書館にでも行こうかしら。

最も今は歩いていく元気はないけれど。

一度行ってみるのもいいかもしれない。

日曜日だから混んでいるかもしれないけれど。

明日は月曜日だから、行くなら今日の方がいいかもしれない。