今はそんな人はいないだろうけれど、私が勤務していた頃は店頭にやってきて「Apple ID教えてください」と言った人がいた。
「お客様がご自分で作ったのではないですか?」と聞いたところ「そんなものはついていなかった」と言われた。
いやいや最初からついているんじゃなくて、自分で作らないといけないのよ。
アップル製品、iPhoneとかiPodとかは、購入後すぐに「AppleID」と「パスワード」を設定することになっている。
店頭に来られた方はおそらく、家族の誰かにやってもらったのだろうと思う。
夫は、去年iPhoneに機種変更したのだが、Apple IDとパスワードには困惑していた。
それ以前はAndroidスマホ(といっても、OSがAndroidなだけで、たいして使えもしない簡単スマホだった)を使っていたから、Googleアカウントとパスワードは持っていたはず。
ただ、パスワードの作り方が単純そのものだし、同じパスワードを使い回ししているので、危ないことこの上ない。
ネットではトラブルも経験している私に言わせると、本当に危なっかしくて見ていられない。
今はさすがに家電量販店へ行って「Apple IDを教えてください」なんて言う人はいないだろう。
私が勤務していた頃にはいたのだ。
Apple Storeでアプリをダウンロードするときには、今みたいにTouch IDだとかFace IDがない頃だったので、いちいちパスワードを入力しないといけない。
今は私はiPhoneにパスワードを保存させている。保存できないときはメモアプリに保存している。
タグづけをしておかないと探すのが大変ではあるが。
それ以前は、ノートにパスワードを書いていた。
メモ紙にとりあえず書いておいて、メモ紙ごとノートに貼り付けたこともあった。
今はスマホの中に入れられるので便利だ。
スマホのロック解除はFace IDなので、ロックを解除されることはまずない。
それはおいておいて、Apple IDを自分で作ることを知らない人がいたことに私は驚いたものだ。