Apple TVで見ているものは「スパイダーマン」シリーズ。
初代(3作品)、2代目(2作品)、3代目(3作品)それぞれ持ち味があって面白いが、3代目の最後の作品はちょっと後味が悪い。
唯一の肉親だったおばさんがなくなった上、友だちから自分の記憶が消されてしまった。
再会したけれど、覚えていなかったし、思い出してもくれなかった。
ピーター・パーカーイコールスパイダーマンなら、スパイダーマンであることだけを消すこともできたはずなのだが。
それはできなかったのだ、ドクター・ストレンジは。
だから後味が悪い。
変な話、スパイダーマンは最初から存在しなかったみたいなふうにはできなかったのかな。
もしくは、ピーターがスパイダーマンではないみたいな。
誰かがトラブルを未然に防いでいるのだけれど、正体は不明で、それは映画では明らかにされない。そして、友達や身内にもバレない。
そんは器用なやり方はできなかった。
それは他の人にとってはある意味ハッピーエンドかもしれないが、ピーターにとっては、また友達作りからやり直しで、そこまでは描かれてはいなかった。
見る人を幸せな気分にするのがいい映画であって、後味が悪いのはあまり見たくないかも?
大学に行って、友だちを作って、それが記憶を消された友だちで、記憶にはないんだけれど、いい友だちになれたところで終わりみたいな。
そういう作り方をして欲しかった。
じゃないと、ピーターが可哀想だ。
おばさんが死ななくて済んだのならともかく。
別の親戚が現れて、一緒に暮らすとか。
あのシリーズはハッピーエンドで終わって欲しかった。