デジタルデバイド

デジタルに弱いのは、何もシニアに限らない。

芸能人でも比較的若い人でもデジタルが苦手という人はいる。

シニアだからデジタルに弱いというのは思い込み。

そして若いからデジタルに強いというのも思い込みだ。

シニアになるまでにデジタル機器に触れてきた人は、デジタルには強い。

元首相で、東京オリンピック送致では「失言大臣」と呼ばれた人が、首相時代に「IT革命」を起こした張本人。

だから、私は夫から「主婦がパソコンを使っても意味はない」と言われていたけれど、その数年後に自分が仕事でパソコンを使うハメになった。

退職した今でも使っているのだから、まあよかったのかと思う。

夫はパソコンは使えるのだが、スマホに関しては私よりも使い始めるのが遅かった。

よる年波には勝てず「スマホにしたい」と言われて、携帯ショップに連れて行った。

iPhoneは使いこなせないだろうと思い、簡単スマホにしてもらったが、これは失敗だった。

簡単スマホはOSこそAndroidだが、普通のAndroidとは違っていた。

私も後学のためにAndroidスマホ(簡単スマホではないが、格安の機種)を使ってみた。

簡単スマホとはかなり仕組みが違っていた。使い勝手もいいとは言えなかった。

それでも何年か夫は我慢?をして使っていたが「機種変更するから付き合って」と言われて、ショップにいった。

「ご希望の機種はおありですか?」と聞かれて「iPhoneがいいです」と答えていた。

勧められるまま、去年の時点では最新機種を選んだ。

無印iPhone15である。色はグリーンを選んでいた。

ProとかPromaxは考えていなかったようだ。

容量はもう少し多いものを私は勧めたかった。

iCloudの容量も。

なんとか使いこなしているようだが、見ていて危なっかしい。

あまり口を出してもと思い、向こうから何か聞いてくるまで黙っているのだけれど。

ただ、調べればわかることまで質問されるのはちょっと。

それって、ちゃんとメモに残さない限り忘れるから。

私は14年くらいスマホ(ほぼiPhone)を使っているが、その間で培った知識を簡単に教えるのは、惜しいのだ。

自分で調べたけれど、やっぱりわからないから質問するというなら、喜んで答えるのだけれど。

人によって考えはいろいろだから、仕方がない。

シニアに対する思い込みやめてほしい

シニアだって、パソコンやタブレットスマホに強い人もいる。

なのに、シニアだからつまずくとか、思い込まないでほしい。

シニア向けの雑誌でも「スマホの使い方」みたいのを特集している。

一部のシニアにはウケるかもしれないが、私は面白くない。

シニアで一括りにされているようで。

私は、シニア世代に入る以前に、パソコンとかタブレットとかスマホをいじれるようになっているので、シニアになってから始めた人たちと、同じ扱いをしてほしくない。

61歳って、そもそも「シニア」ですか?

人よりも早く始めたってだけのことだけど。

それでも「スマホって、お金かかるじゃん、年配者向けの機種使った方が安上がりだよ」なんていうお節介な人もいた。

シニア向けの「簡単スマホ」ってあるんだけれど、少しも「簡単」ではなかった。

それは、夫で立証済み。

夫の使い方だったら、最初からiPhoneを勧めておけばよかったと後悔している。

私も、独立した娘たちもiPhoneを使っているので、使い方を教えるのが大変だった。

私が一時的にAndroid(簡単スマホのほとんどが、Android)を使って、なんとかなったくらい。(今はAndroidスマホは解約して、使っていない)。

去年の機種変更で「iPhoneがいい」と言ってくれて、ホッとしたくらいだ。

時々、私に質問しにくるけれど、ちゃんと(それなりに)使いこなせている。

もちろん、Androidだっていい製品はあるだろう(今なら)けれど、「簡単スマホ」(別の言い回しもある)は別物だった。

Androidでもそこそこいい機種(簡単スマホ以外で)を選んでおけば良かったのかもしれない。

海外では、Android(機種)の方がシェアがあるらしいから。

iPhoneのシェアが多いのは、日本に限られているようだ。

まあ、私はiPhone贔屓(びいき)だけれど。

iPhoneを選んでおけば、iPadやMacBook、iMacなどと連携も取れるし。

今なら、Windowsとも連携(いろいろ設定は必要だが)は取れるようだけれど。

長年、パソコン、スマホ、タブレットと触れ合ってきたので、それなりにノウハウは持っているのだが、それが活かせていないのが、残念ではある。

シニアでもパソコンとかスマホとかに詳しい人はいる

私は今でこそシニア世代(満年齢61歳)だが、パソコンはもっと前から使っている。

もちろん、その知識を活かしてパソコンインストラクターをやっていた時期もあった。

パソコンを使う事務の仕事にも就いていた。

けれども、今では「シニア」というだけで、そう言った仕事には就けなくなってしまった。

61歳は「シニア」なのか「(中)高年」なのかわからない。

定年が60歳として、事務仕事に60歳(定年)まで従事していたのならば、仕事にありつけることもあるだろう。

けれども、結婚前の数年間事務の仕事をしていた(おおむね6年くらい)で、その頃はやっとワープロが世に出てきた時代であり、パソコンなどは大手の企業にしかなかった時代だ。

結婚後パソコンインストラクターの仕事には就けた、けれども倒産し未払いの給料すら払ってもらえなかった。(非常勤講師に払う払う給料などないという手紙を弁護士からもらった)。

弁護士を雇うお金があるのなら、未払いの給料を払って欲しかったと今は思うl。

年齢を重ねるにつれ、パソコンを使った仕事には就きにくくなってしまった。

時代のせいなのか、年齢的な差別なのかはわからない。

歳を取ったら、介護職とか清掃業とか軽作業とか飲食業で、我慢をしておけということなのだろう。

どれも膝と腰に不安があるので無理なのだ。

今さらメンタルを削ってまで働くつもりはない。

自分が無理をしなくてもいい仕事があるのなら別だ。

日常を記録したVlogを発信するのは、ちょっと抵抗がある。

まあ、今のところはね。