シニアが皆デジタルが苦手なわけではない

シニアでなくてもデジタルが苦手な人はいる。

シニアになる前に、パソコンやタブレット、スマホを使えるようになった人だっているのだ。

シニアになってからスマホを使い始めた人と、一緒にされるのは迷惑というものだ。

スマホにしろ、タブレットにしろ、馴染みのない人にとっては、なかなか受け入れるのが難しいものだ。

パソコンを使ってきた世代であれば、なんとかなるかもしれないが。

パソコンも使ってこず、ガラケーのみの人だったら、敷居が高いのは当然だろう。

中には、ガラケーすら使ってこなかった人もいるかもしれない。

ガラケーとスマホとでは仕組みが違う。

料金のことを考えると、ガラケーの方が「お得」と思ってしまうのかもしれない。

ただし、ガラケーのサイズからすると、歳を重ねるにつれ、見ることが辛くなってくるかもしれない。

夫がスマホに変えた動機がまさにそれだった。

スーパーに勤めていた時も、ドラッグストアの時も、ホームセンターの時も、支払い方法は皆さまざまだった。

最近は、バーコード決済が多いようだが、その前まではクレジット決済か現金だった。

ドラッグストアの時とホームセンターの時は、クレジット払い、商品券払い、電子マネー払い、現金払いだった。

ドラッグストアの時は、クレジット払い、電子マネー払い、現金払いだった。

ホームセンターの時は、独自の電子マネー機能付きのクレジットカードが出たり、クレジット機能なしのポイントカードが出たりした、私がいた時は、商品券払いはあっても、他の電子マネーとか今でこそ導入しているけれど、バーコード決済もなかった。

どの職場でもクレジットカード決済はあった。

もっと遡って、家電量販店の時は、現金払い、商品券(ギフトカード)、クレジットカード払いだった。(今ではそのお店でも、バーコード決済もできる)。

年齢問わず成人だったら、クレジットカード決済もあった。

もちろん、現金払いがいいという人も普通にいた。

スーパーで働き始める頃には、年齢に関係なくバーコード決済(その前はQRコード決済)を利用する人もいた。

デジタルデバイドに値する人は、何がなんでも現金払いの人が大半かなと思う。

そんな人でも銀行のATMぐらいは使うと思うのだが。

まあ、クレジットカード払いとかバーコード決済とかが嫌いな人もいるだろうし。

電子マネーくらいは使う人もいると思う。

夫は電子マネーは使っていないし、電子マネーがどういうものなのかも知らない。

それでもパソコンは使っている。

スマホデビューは時間がかかったけれど、今はそれなりに使いこなしている。

簡単スマホからのiPhoneへの機種変更だったが、最初からiPhoneを勧めておけばよかった。

機種変更の手順が簡単なので。データ移行とか。

今まで触れたことすらないものをいきなり使えと言われても、戸惑うだけ。

そういうちょっと怖がっている人でも、受け入れてくれるようなシステムを作る必要があるのでは?と思う。

テレビドラマを見ていても、ちょっと古めのドラマだったりすると、ガラケーがたびたび登場する。

今のドラマだと、ガラケーはスマホに取って代わられている。

公衆電話もない、固定電話も契約する人は激減している。

こう言った時代だからこそ、ガラケーぐらいは使える人には、スマホの機能は、宝の持ち腐れかもしれない。

ただ、ガラケーが使っている電波がなくなっていく以上、スマホに変えざるを得ない。

もしくは、機能を絞ったガラケー(もしくはガラホ)が必要かも。

ただ、そういうのって(夫が使っていたから知っているけれども)、正直使いづらいのだ。

私がガラケーを使っていた頃は、メールと電話、時々カメラで、(インター)ネットはパソコンを使っていた。

ネットも使えるガラケーだったけれど、画面が狭くて情報量が少ないので、パソコンの方が楽だと思った。

私はガラケーよりもパソコンを先に取り入れたので。

そういう人て、私以外にもいると思う。

シニア世代に入る前に、パソコン、ガラケー、スマホ、タブレットを使ってきた人が。

夫はいまだに私が教えないと、スマホからプリンターに印刷することもできない。

パソコンからはできている(それも私が設定した)。

スマホとパソコンの連携ができないし、パソコンでメールを受信することもできない。

OS(Windows10)も来年にはサポートが終了するので、新しいパソコンが欲しいようだけれど、なかなか踏み切れないようだ。

多分、Windowsアップデートもしていないのでは?と思う。

パソコンでネットはあまり使っていないようだ。

オフィスソフトで文書作成と、それをプリントアウトするくらい。

ネット検索とかメールとかその他SNSなどは、スマホでやっている。

写真(動画も)撮影とかもiPhoneに機種変更してからは、嬉々としてやっている。

iPhoneの容量もiCloudの容量も足りていないようだが。

スマホに、メールアドレス(iCloud以外の)を設定していないので、苦心している。

なんか、職場でオンライン問診をするにあたって、設定が必要な時に、今まで使ってきたメールアドレスを設定したら、先に進まなくなった。

それで「iCloudのメールアドレスを使ったら?」と提案して、そのアドレスを使ったら、ちゃんと先に進むことができた。

いずれは、もともと使っていたメールアドレスもせってしてあげようとは思うのだが、しょっちゅう出かけて、家にいつかないのでなかなかチャンスがないのだ。

パスコードもFace IDも設定していないから、誰か悪い人に拾われたら、悪用されそうだけれど。

私が言ってもいうこと聞かないのよ。

面倒臭いのかもしれないけれど、同じネットワークを使っている以上、もしもトラブったらこっちにもとばっちりが来るので、最小限のセキュリティ対策はして欲しいと思う。

夫はデジタルデバイドではないが、知らないことが多すぎる人だ。

デジタルデバイド

デジタルに弱いのは、何もシニアに限らない。

芸能人でも比較的若い人でもデジタルが苦手という人はいる。

シニアだからデジタルに弱いというのは思い込み。

そして若いからデジタルに強いというのも思い込みだ。

シニアになるまでにデジタル機器に触れてきた人は、デジタルには強い。

元首相で、東京オリンピック送致では「失言大臣」と呼ばれた人が、首相時代に「IT革命」を起こした張本人。

だから、私は夫から「主婦がパソコンを使っても意味はない」と言われていたけれど、その数年後に自分が仕事でパソコンを使うハメになった。

退職した今でも使っているのだから、まあよかったのかと思う。

夫はパソコンは使えるのだが、スマホに関しては私よりも使い始めるのが遅かった。

よる年波には勝てず「スマホにしたい」と言われて、携帯ショップに連れて行った。

iPhoneは使いこなせないだろうと思い、簡単スマホにしてもらったが、これは失敗だった。

簡単スマホはOSこそAndroidだが、普通のAndroidとは違っていた。

私も後学のためにAndroidスマホ(簡単スマホではないが、格安の機種)を使ってみた。

簡単スマホとはかなり仕組みが違っていた。使い勝手もいいとは言えなかった。

それでも何年か夫は我慢?をして使っていたが「機種変更するから付き合って」と言われて、ショップにいった。

「ご希望の機種はおありですか?」と聞かれて「iPhoneがいいです」と答えていた。

勧められるまま、去年の時点では最新機種を選んだ。

無印iPhone15である。色はグリーンを選んでいた。

ProとかPromaxは考えていなかったようだ。

容量はもう少し多いものを私は勧めたかった。

iCloudの容量も。

なんとか使いこなしているようだが、見ていて危なっかしい。

あまり口を出してもと思い、向こうから何か聞いてくるまで黙っているのだけれど。

ただ、調べればわかることまで質問されるのはちょっと。

それって、ちゃんとメモに残さない限り忘れるから。

私は14年くらいスマホ(ほぼiPhone)を使っているが、その間で培った知識を簡単に教えるのは、惜しいのだ。

自分で調べたけれど、やっぱりわからないから質問するというなら、喜んで答えるのだけれど。

人によって考えはいろいろだから、仕方がない。

教室のレッスンとオンラインのレッスン

教室のレッスンはマンツーマンだけれど、オンラインのレッスンは一方通行だ。

それでも少しは上達したと自分では思っている。

ドレミファソまでの音を5本の指で順番に弾くのと、ドレミで、ファから指を変えて(もう一度親指)弾くのと、両方を知ってしまっている。

オンラインの方はもちろん、ファで指を変えるやり方だ。

私もそれで覚えてしまった。子どもの頃に何かで教わった。友達?

教室のレッスンで、ドレミファソまでをまず練習しますが、指は変えないで。

と言われて、戸惑いもあった。

これは教室を選び間違えたかなとも思った。

ドレミファソまでをまず練習して、慣れてから、じゃあ今度はファで指を変えてと言われても、できないような気がする。

あとオンラインの先生は、椅子に深く腰をかけているが、教室では、椅子に浅く腰かけてと言われる。

二人の先生のやり方が、違い過ぎて困っている。

教室のレッスンを休みがちなのはそういう理由なのだが。

人前で弾く経験を積みたいために通っている。

人前で弾くという経験を、YouTubeで公開するというふうに変えれば、いい緊張感が保てるかもしれない。

もう少しちゃんと弾けるようになってから。