スーパーで働いていた頃の話

いい年(58歳)になってからだから、馴染むまでが大変だった。

2年半働いたけれど、最後まで馴染めなかった。

新規開店当初から働いていた人と、同年代で、新規採用された。

だから、歳は近いけれど、相手はベテランという関係だった。

最初はなんでも「社員さんに聞いて」と言われて、仕事は教えてもらえなかった。

半年過ぎてからようやく社員さん以外の先輩パートさんからも仕事を教えてもらえるようになった。

基本、アルバイトで入った人には、すごく丁寧に教えていた。

パート採用で、しかもかなり歳がいっているということで、ちゃんと教えてもらえなkった。

それでも2年半持ったのは、店長が良かったから。

店長も、社員もかなり変わったので、やめることにした。

特に「引き留め」もなかったから。

「気が変わったら言ってね」と言われただけ。

そんな感じで、気なんか変わるわけないでしょと思ったけど、。

だから、辞めてからは一度も買い物に行っていない。

行く義理もないし。

嫌で辞めたんだから、今は行く気にもならない。

大幅に異動でも無い限りは。

それでも、グロッサリー担当のあの人がいる限りは、復帰はないかな。

パートは滅多なことでは辞めないんだから、むしろ丁寧に教えるべきだと思うのだけれど。

辞めてしまった今となってはどうでもいいことだけど。

思い出の一つとして

スーパーのチェッカー(レジ)として働いていた、約2年半。

楽しいことも少しはあった。

社員は若い子が多い(中には既婚者も)けれど、パートは色々な年代の人がいた。

入ったばかりの頃は、パートさんからはあまり相手にされず、社員さん頼りだったような気がする。

半年過ぎてからようやく、全員では無いが、気の合う人も少しはできた。

ただ、ラストまでいる人ではなかったのが残念だった。

ラストまでいる人は、正直いって、癖のある人ばかりで、かなり疲れた。

中には、仕事はちゃんと教えてくれる人はいた。

その人がいろいろ教えてくれたので、ちゃんと覚えることができたのだし。

後になって、その人はラストまでの時間ではなくなったので、交流もなくなった。

コロナ禍ということもあって、仕事が終わってもあまり長時間話はしないし。

同じチェッカーの人と、仕事終わってからも話をしたことは一度もなかった。

ラストまで残る人とはあまり交流がなかったので。

ただ、愚痴をこぼせる相手がいなかったのが、最後まで残念だった。

お客さんも色々な人がいるから、時には落ち込むこともあった。

特に入ったばかりの頃は、クソミソに文句を言う人(お客さん)がいたので。

仕事にも慣れてきて、うまくやっていけるようにはなってきたけれど、「レジが遅い」とか言われた。

「レジが遅い」のと「ミスが多い」のとどっちがいいのか?

レジは早くできるけど、ミスがある。(多いわけではない)。

そっちの方が、ミスはなくてもレジが遅い人よりは評価がいいらしい。

それに気づいてしまったから、やめた。

膝や腰の痛みに耐えて、ミスもないようにやっているのに、「レジを早く」「スピードを意識して」と言われて、評価も下げられた。

ひどい時には、混雑していても、2人制に入ってくれる人がいなかった。

ああ、今日も仕事頑張ったなあ、お疲れ。

と言うのを自分自身にいっていた。誰からもいってもらえない。

終わってから、話し込む人は最後の方はほとんどいなかった。

やめると分かった途端、あーだこーだといってきた人がいたけれど、余計なお世話。

今まで、私が話しかける余地を与えなかったくせして、「私に相談してくれれrば」っていっていたけれど、なんだそれ!って感じ。

だから、やめる挨拶をする時には、「時々、買い物に来るので」といったけれど、やめてからは一度も買い物に行っていない。

制服を返しに行った時も、制服を返しただけで、買い物はしなかった。

やめるほど嫌だったわけだから、買い物なんかしない。

思い出といっても、いい思い出ではなかった、最後の職場。

もう少し、いい思い出を作りたかったなと思う。

チェッカーでなければ良かったのかしら?と思う。

お節介な人

やめることが明らかになる前は、私と話すことを避けているふうだったのに、やめると分かった途端「なんで相談してくれなかったの?」と言われた。

仕事終わったら、足も痛むしすぐに帰りたいのに。

膝腰を治療しながら仕事を続けていくことに疲れたというのもあるけれど。

私は、上の人にウケが良くないんだろうなと思ったこと。

つまりパートの人とは、話す人話さない人はいてもあまり気にならない。

バイトさんたちは、いずれはさっていくから、いる間だけうまくやっていればいい。

家庭と両立できないというのも理由の一つなんだけれども。

その人の意見を押し付けられるのも嫌だなと。

なぜか自分の歳を言わなかった。

1つ2つは下かなと思っていたのだけれど。

まあいいか。

今日は最終勤務日だけれど、彼女はいない。

これ以上何も言われたくないからいいけど。

一度決めたことを撤回するつもりはないし、今のストレスだらけの生活を一度リセットしたいのだ。

働くことは嫌いではないけれど、家のこともある程度は回るようになってから、ということで。

戻るにしても、そこじゃない。そこしかないなら戻らない。

もちろん、戻ってきた人もいるのだけれど。

私はレジミスはしていない。

レジの速度は遅いかもしれないが、他の人だって、特別早いわけではない。

私にだけ「スピードを意識して」と言われてもね。

ミスを回避しつつ、スピードを早くするって、私やっと3年目なのに。

ベテランの人と比べられても困る。

お客さんから「ありがとうね」と言ってもらえると本当に嬉しい。

だから、レジに入っている時は、嫌ではない。

ただ、うちはじめに「レジ袋」と言われるとリズムが狂ってしまう。

終わりに「タバコの1番ください」と言われるのも、はあってなるけれど、それも今日でおしまい。(キャッシャー側に送った後とか)。

マスク非着用のお客さんの相手するのも今日でおしまい。

それは嬉しいなと思う。

スーパーに買い物に来るのに、マスクをしてこないって、私からしたら「ありえない」。

店側の人間としては文句も言えないので、仕方がないけど。